退職代行サービスの需要が年々高まっています。退職代行サービスの利用を検討している方は、特に口コミやサービス内容を知りたいと思っているのではないでしょうか。
この記事では退職代行サービスの仕組みや選び方、おすすめの事業者や口コミをランキング形式でくわしく紹介しています。ぜひ参考にして自身に合った退職代行サービスを選びましょう。
- 退職代行サービスの種類とそれぞれの特徴について
- 信頼できる退職代行サービス18社の料金と詳細な評判について
- 自分の状況に合った退職代行サービスの選び方について
1.退職代行サービス18社の口コミを一挙に紹介

さっそくですが、退職の申し出や手続きを代行してくれる「退職代行サービス」には、それぞれの特徴や強みがあります。また、多くのサービスが無料相談を受け付けているため、実際に相談してみることで、サービスの質や対応の良さを確認することができるでしょう。
それでは、おすすめの退職代行サービスを、ランキング形式でさっそく一つずつ見ていきましょう。
1位. 退職代行セカステ

セカステは、業界最高水準の退職成功率を誇る退職代行サービス。顧問弁護士による監修のもと、安全で確実な退職代行を提供しています。
・料金:21,800円(キャンペーン料金) | ・無料の転職支援サービス | ・24時間365日対応可能 |
利用者からは、スピーディーな対応と親身な相談対応についても高い評価を得ています。
実際の口コミ
https://sekasute.jp/ 退職代行セカステ
2位. 辞めるんです

「辞めるんです」の最大の特徴は、退職後の後払いが可能という点です。
・料金:27,000円 | ・LINEでの24時間サポート | ・全額返金保証 |
顧問弁護士による監修があり、法的な安全性も確保されています。
実際の口コミ
https://yamerundesu.com/ 退職代行辞めるんです
3位. 退職代行ニコイチ

創業17年以上の実績を持つ退職代行ニコイチは、累計利用者54,670人以上という豊富な実績を誇ります。
・料金:27,000円(追加料金なし) | ・無料の転職サポート |
弁護士監修による安全性の高さも魅力です。長年の実績から培われたノウハウにより、スムーズな退職代行サービスを提供しています。
https://www.g-j.jp/service/retirement/ 退職代行ニコイチ
4位. 退職代行Jobs

退職代行Jobsは、顧問弁護士の監修のもと運営される信頼性の高いサービスです。
・料金27,000円(別途労働組合費用2,000円) | ・最短30分での対応が可能 | ・有給休暇の申請サポートも無料 |
特徴的なのは顧問弁護士によるWebセミナーや心理カウンセリングが受けられる点で、メンタル面でのサポートも充実しています。
退職代行Jobsについての口コミ
https://www.jobs1.jp 退職代行Jobs
5位. 弁護士法人みやび

弁護士法人みやびは、弁護士が直接退職交渉を行うサービスです。
・着手金:55,000円 | ・退職金等の請求も可能 | ・24時間LINEでの相談に対応 |
法的な問題がある場合の対応力は群を抜いています。特に、パワハラ被害や残業代未払いなど、法的な交渉が必要なケースに強みを発揮します。
https://www.miyabi-law.jp 弁護士法人みやび
6位. 退職代行SARABA(サラバ)

SARABAは労働組合が運営する退職代行サービスです。
・料金:職種を問わず24,000円 | ・24時間の相談対応が可能 | ・行政書士監修の退職届を無料で提供 |
う業界トップクラスの低価格が特徴です。労働組合として残業代申請や有給取得の交渉も可能で、サポート範囲が広いのが魅力となっています。
https://taisyokudaikou.com 退職代行SARABA
7位.退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは労働組合法人が運営している退職代行サービスです。
・料金:24,800円 | ・追加料金なし | ・LINEでの相談が可能 |
ガーディアンを運営しているのは合同労働組合です。
一般企業とは違い交渉を行えることが法律で定められているため、安心して任せることができます。
https://taisyokudaiko.jp/ 退職代行ガーディアン
8位. わたしNEXT

わたしNEXTは、日本初の女性向け退職代行サービスとして知られています。
・料金は正社員:29,800円 アルバイト・パート:19,800円 | ・完全無料の転職サポート | ・サブスクリプションサービス(月額3,300円で年2回まで利用可) |
JRAA(日本退職代行協会)による「特級認定」を取得しており、サービスの質は保証されています。完全無料の転職サポートやサブスクリプションサービスなど独自のプランも提供しています。
https://taishoku.to-next.jp/ わたしNEXT
9位. EXIT(イグジット)

EXITは年間10,000人以上が利用する大手サービスです。弁護士監修のもと民間企業が運営しています。
・料金:一律20,000円 | ・土日祝も対応が可能 | ・全国対応 |
転職サービスと併用すると実質無料や割引になるキャンペーンを実施することもあり、コストパフォーマンスに優れています。
実際の口コミ
https://www.taishokudaikou.com 退職代行EXIT
10位. 退職代行サービスのretry(リトライ)

retryは親身なサポートが特徴の退職代行サービスです。兵庫県高砂市に拠点を置き、特に関西圏での対応に強みがあります。
・料金は正社員30,000円 アルバイト・パート20,000円 | ・自宅訪問での相談が可能(地域限定) |
姫路や高砂、加古川などの地域では自宅訪問での相談も可能で、きめ細かいサービスを提供しています。
実際の口コミ
https://office-kakeru.jp/retry/lp3/ 退職代行retry
11位. 退職代行ニチロー(日本労働調査組合)

退職代行ニチローは、日本労働調査組合が運営する信頼性の高いサービスです。
・退職後の書類のサポート | ・離職票や源泉徴収票などの書類に関するサポート |
弁護士、社労士、税理士など、法律の専門家によるサポートを受けることが可能です。退職後の書類に関するやり取りも全面的にサポートしています。
退職代行ニチローについての口コミ
退職することにはなったが、リモートワークの導入などの交渉を先にしてもらえた。
https://nichirou.com/ ニチロー(日本労働調査組合)
12位. 退職代行プラスサービス

業界トップクラスの低価格を誇る退職代行プラスサービスは、顧問弁護士の指導のもと運営されています。
・料金:正社員19,800円(税別) アルバイト14,800円(税別) | ・24時間対応 |
人事労務の実務経験者が在籍しているため、実務面での的確なアドバイスが受けられます。
退職代行プラスサービスについての口コミ
残業代の支払いの交渉も同時にしてもらえたので、残業代をゲットすることが出来ました。
https://plus3-service.com/ プラスサービス
13位. 退職代行ゼロユニオン

労働組合が運営する退職代行ゼロユニオンは、手ごろな価格設定が特徴です。
・料金が正社員24,200円 アルバイト18,700円 | ・私物・備品などの返却も代行可能 |
書類の手続きや私物・備品などの返却もすべて代行可能です。これにより、依頼後は一切会社と連絡を取らずに退職を完了できます。
退職代行ゼロユニオンについての口コミ
24時間LINEで受付をしていて夜遅くに相談しても翌日には解決してくれたので満足しています。
https://www.zero-union.jp/ 退職代行ゼロユニオン
14位. あおぞら退職代行サービス

社労士・弁護士資格を持つスタッフが対応するあおぞら退職代行サービスは、法的根拠をもとに、利用者にとって有利な条件で退職できるようサポートを行います。
・料金:12,000円~ | ・24時間LINEでの相談が可能 |
あおぞら退職代行サービスについての口コミ
対応も早くスムーズに退職できたのでよかったですが、少し返信まで時間があり心配になりました。 でも悩みが解消されてスッキリしたのでよかったです。
https://aozora-union.com/resignation/ あおぞら退職代行サービス
15位. 退職コンシェルジュ

退職コンシェルジュは、退職だけでなく退職に関する各種サポートを行う総合的なコンサルティングサービスです。
・無料相談 | ・全額返金保証 |
社会保険給付金サポートや障害年金代行サービス、転職・再就職サポートなど、退職に関する幅広いサービスを提供しています。
退職コンシェルジュについての口コミ
費用がやや高額だとは感じたが無料相談があり、退職代行に関してはプロだと思ったので依頼した。
https://www.taishoku-concierge.jp/ 退職コンシェルジュ
16位. 退職代行モームリ

退職代行モームリでは、弁護士監修・労働組合と提携しています。
・料金:22,000円 | ・決済方法が選べる | ・24時間365日受付 |
LINEやメールでのやり取りが可能なので、気軽に連絡することができるサービスです。
退職代行モームリについての口コミ
対応が早く、時間を問わずに話を聞いてもらえた。金額も他社と比べるととてもリーズナブルでした。
もう少しだけこまめに連絡をしてもらえるようにお願いしたかった。
https://momuri.com/ 退職代行モームリ
17位. 退職代行oitoma(オイトマ)

労働組合が運営する退職代行oitomaは、プライバシー保護を徹底しており、親や友人に知られる心配はありません。
・料金:24,000円 | ・クレジットカード決済対応 |
労働組合が運営しているため、各種交渉も可能です。クレジットカード決済に対応しており、支払いも便利です。
退職代行oitomaについての口コミ
退職金まででたので非常に感謝しています。
全体的に満足だが、会社との電話のやり取りの内容をもう少しくわしく知れるとよかった。
https://o-itoma.jp 退職代行oitoma
18位.退職代行トリケシ

退職代行トリケシは当日朝の対応や後払いサービスが特徴です。
・料金:25,000円 | ・全額返金保証あり | ・24時間全国各地に対応 |
弁護士監修のもと確実な手続きができる・LINEでの相談が可能な点も多くの人に選ばれる理由となっています。
退職代行トリケシについての口コミ
新しい会社で実績があまりないのがやや不安だったが、退職できてよかった。
LINEで親身になって相談に乗ってもらえました。
https://torikeshi.jp/ 退職代行トリケシ
退職代行サービスは、他にも多くのサービスがございます。私たち編集部が2024年12月にリサーチした80個近い退職代行サービスの中から厳選した、「おすすめの退職代行サービス10選」はこちらからご確認できます。
2.基本をまるっと解説「退職代行サービスとは」

退職代行サービスとはどのようなものなのでしょうか?まずは基本的なことを知っていきましょう。
退職代行サービスの概要
退職代行サービスは、会社を辞めたい人に代わって退職の意思表示や手続きを代行するサービスです。退職代行サービスでは退職の意思表示から必要書類の受け取りまで、会社とのやり取りを専門家が代行します。利用料金は一般的に20,000~50,000万円程度となっています。
特にパワハラや人間関係で悩んでいる方、退職を言い出しにくい環境にある方、引き留めを懸念している方などに適したサービスといえるでしょう。
最近では24時間体制で対応するサービスも増えており、急な退職希望にも対応可能です。また多くのサービスが無料相談を受け付けています。まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
弁護士事務所が運営する退職代行を利用する方法もある
退職代行サービスの中でも、弁護士が提供するものは特に信頼性が高いのが特徴です。弁護士による退職代行では、退職金請求・残業代請求などの法的な交渉も可能となります。またパワハラ問題・違法な引き留めへの対処なども行うことができます。
弁護士による退職代行は一般的なサービスと比べて料金が高額になる傾向があります。基本料金は50,000~100,000円程度。交渉内容によっては追加料金が発生する場合もあります。そのため、通常の退職であれば民間企業や労働組合による退職代行サービスを検討しても良いでしょう。
弁護士による退職代行が有効なケース
- 違法行為や不当な扱いを受けている
- 退職金や残業代の未払いがある
- 会社との交渉が難航することが予想される
費用は他と比較するとやや高額にはなりますが、確実な退職完了を望む方にとっては有力な選択肢となるでしょう。
退職代行は、一言でいうと「退職手続きを代行してくれること」です。しかし、サービスの中身にはさまざま特徴があり、どのような種類があるのかを理解しておくことが、自分に合う退職代行を選ぶ秘訣です。私たち編集部が誰にでもわかりやすいようにまとめた「退職代行」の記事はこちらからご確認できます。
3.退職代行サービスの3つの種類を紹介

退職代行サービスの運営元は主に3種類にわけられます。それぞれの特徴を1つずつ確認しておきましょう。違いを知っておくと選ぶ際にもスムーズです。
一般企業運営の退職代行サービス
一般企業が運営する退職代行サービスは、最も一般的な形態として知られています。料金は20,000~30,000円程度と比較的安価で、24時間対応やLINEでの相談にも応じてくれるサービスが多いのが特徴です。
基本的な退職手続きに特化しているため、法的な交渉や有給消化・退職金の交渉などは難しいという制限があります。
法的な制限を補うため、多くの一般企業は弁護士との提携や労働組合との連携を行い、サービスの質の向上に努めています。初めて退職代行を利用する方や、特別な交渉を必要としない方には、一般企業の退職代行サービスがおすすめです。
『退職代行セカステ』では、行政書士法人と連携しているので、トラブルなく安心して即日退職することが可能です。
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労働組合運営の退職代行
労働組合が運営する退職代行サービスの最大の特徴は、団体交渉権を持っているという点です。団体交渉権により、会社側との交渉が可能となり、有給休暇の取得交渉なども行うことができます。
料金は民間企業と同程度の20,000~30,000万円程度に設定されていることが多いでしょう。
また、労働者の権利を守る立場からのサポートが受けられます。会社側は団体交渉を拒否することができないため、交渉力の面でも優位性があるのが特徴です。
労働条件の改善要求なども可能で、場合によっては組合費のみで利用できるケースもあります。
法律事務所運営の退職代行
弁護士による退職代行サービスは、法的な専門知識に基づく包括的なサポートが特徴です。退職金請求・残業代請求などの交渉が可能であり、訴訟リスクへの対応も可能です。
料金は50,000~100,000円程度と比較的高額になりますが、パワハラなど法的問題を含む場合・退職金、残業代の未払いがある・会社との交渉が困難になることが予想される場合には特に有効です。
退職代行3つの種類まとめ
自身の状況や予算を考慮し、最適なサービスを選択することが重要です。
一般的な選択基準
- 特に深刻な問題を抱えていない場合…一般企業のサービス
- 交渉事が必要な場合…労働組合のサービス
- 法的な対応が必要な場合…弁護士(法律事務所)のサービス
4.退職代行サービスのメリット・デメリット
退職代行にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは主なものをまとめて解説します。メリットだけでなくデメリットもきちんと把握することでより退職代行をスムーズに利用できるでしょう。
退職代行サービスのメリット
退職意思の意思表示や手続きを代わりに行ってくれる退職代行には、たくさんのメリットがあります。順に見ていきましょう。
①自分で職場に伝えなくて済む
退職代行サービスの最大のメリットは、自分で直接退職を伝える必要がないことです。上司との関係悪化・パワハラ・精神的に追い詰められているなど、直接の対話が困難な状況で特に効果を発揮します。
退職代行業者が間に入ることで、感情的な対立を避け、冷静に退職手続きを進めることができます。特に引き留めを懸念している場合、プロの交渉によって適切な形で退職を進められる点も大きな利点です。
参考:厚生労働省 労働者の心の健康の保持増進のための指針
②即日退職が可能
多くの退職代行サービスでは、依頼したその日から出勤する必要がなくなります。通常の退職手続きでは2週間前の申告が必要ですが、有給休暇の消化や欠勤扱いにより、実質的に即日退職を実現できます。
ストレスの多い職場環境から一刻も早く抜け出したい場合や、精神的に限界を感じている状況では、この迅速性は大きなメリットとなります。
③さまざまなサポートが受けられる
退職代行サービスを利用することで、単なる退職手続きの代行以外にもさまざまなサポートを受けることができます。
サポートの例
- 退職届の作成支援
- 必要書類の取得代行
- 有給休暇の取得交渉(サービスによる)
- 残業代請求のサポート
- 退職金請求のサポート
- 転職支援サービスの紹介
- 失業保険の申請サポート
退職後のサポートも充実しており、24時間の相談対応や専門家によるアドバイスを通じて、精神的なサポートも受けられます。
④確実性が高い
プロの退職代行業者が対応するため、退職の成功率は非常に高く、ほぼ100%に近い実績を持つサービスが多数存在します。自分一人では断られてしまう可能性がある場合でも、第三者が介入することで確実に退職できる点は大きな安心材料です。
⑤プライバシーが保護される
退職代行サービスを利用することで、退職理由や個人的な事情を職場の同僚に知られることなく退職できます。職場内での噂や評判を気にすることなく、静かに退職手続きを完了できる点も重要なメリットです。
退職代行サービスのデメリット
①費用が発生する
当たり前ではありますが、退職代行サービス利用の主なデメリットは費用面でしょう。
一般的なサービスでは20,000~50,000円程度、弁護士による代行の場合は50,000円から100,000円程度の費用が必要となります。場合によっては追加オプションの費用も発生する可能性があります。
特にアルバイトや給与の低い職種の方にとっては、この費用は大きな出費となりかねません。しかし精神的な負担を軽減できる点や、早期に退職して次のステップに進めることのメリットを考慮すると、必要な投資として捉えることもできます。
②職場との関係が完全に断絶される
退職代行を利用すると、職場の同僚や上司との関係が突然断絶されてしまいます。今後の人間関係や業界内での評判に影響を及ぼす可能性があり、同じ業界で転職を考えている場合は慎重な検討が必要です。
また、退職後に必要な書類の受け取りや、業務の引き継ぎに関する連絡が困難になる場合があります。
③引き継ぎが不十分になるリスク
急な退職により、業務の引き継ぎが十分に行えない可能性があります。これにより同僚に迷惑をかけたり、会社に損害を与えたりするリスクがあります。
特に重要なプロジェクトを担当している場合や、専門性の高い業務に従事している場合は、適切な引き継ぎができないことで後々トラブルに発展する可能性もあります。
辞めようと思ったら、事前に引き継ぎ書を用意しておくといざというときに安心です。
④悪質な業者に当たるリスク
退職代行業界には多数の業者が存在し、中には悪質な業者も含まれています。料金だけ取って適切なサービスを提供しない、法的根拠のない交渉を行う、個人情報を適切に管理しないなどのリスクがあります。
業者選びを間違えると、退職が失敗に終わったり、追加のトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
退職代行サービスのメリット・デメリット
メリット
自分で職場に伝えなくて済む
最大の利点は、上司等に直接退職を伝えずに済むこと。感情的な対立や引き止めを避け、冷静に手続きを進められます。
即日退職が可能
有給休暇の消化などにより、依頼した日から出勤不要になるケースも。心身が限界な状況からすぐに抜け出せます。
さまざまなサポートが受けられる
退職届の作成支援や有給休暇の交渉、転職支援など、退職手続き以外の幅広いサポートを受けられる場合があります。
確実性が高い
プロが介入するため、退職の成功率は非常に高いです。自分では断られる可能性があっても、第三者として確実に退職を遂行します。
プライバシーが保護される
個人的な事情を職場に知られず、静かに退職手続きを完了できます。職場での評判を気にする必要がありません。
デメリット
費用が発生する
当然ですが、数万円の費用がかかります。精神的負担の軽減や、次のステップへ早く進むための投資と考えることもできます。
職場との関係が完全に断絶される
突然関係が断絶されるため、業界内での評判に影響する可能性も。同業界での転職を考えるなら慎重な検討が必要です。
引き継ぎが不十分になるリスク
急な退職で引き継ぎが不十分だと、元同僚に迷惑をかけたり、会社とトラブルになったりする可能性があります。
悪質な業者に当たるリスク
中には料金だけ取って適切な対応をしない業者も。業者選びを間違うと、退職に失敗するなどの追加トラブルに繋がります。
退職代行サービスのメリット・デメリットは、利用する人の状況によっても異なります。退職代行を利用することによって、どのようなデメリットが自分にあるのかを確認した上で、総合的に検討することをおすすめします。
私たち編集部が誰にでもわかりやすいようにまとめた「退職代行のデメリット」の記事はこちらからご確認できます。
5.退職代行サービスの選び方

実際に退職代行サービスを選びたいときに役立つ、選び方のポイントを解説していきます。
自身の状況から選ぶ
退職代行サービスを選ぶ際は、まず自身の状況を正確に把握することが重要です。
パワハラなどの法的問題がある場合
弁護士による退職代行を選択することで、証拠の保全や法的対応、将来の訴訟リスクにも備えることができます。
引き留めが予想される場合
労働組合による退職代行が効果的です。労働組合は団体交渉権を活用した交渉が可能で、有給休暇取得の交渉なども行えます。
通常の退職で特に問題がない場合
民間企業の退職代行でも十分対応可能です。コストを抑えながら、スピーディーな対応を受けることができます。
料金で選ぶ
予算に応じた選び方も重要な観点です。標準的な料金帯は、民間企業や労働組合が運営するサービスで20,000~30,000万円、弁護士によるサービスで50,000~100,000円程度となっています。
あまりに格安なサービスには注意が必要です。追加料金の有無を事前に確認し、支払い方法や返金保証の有無なども考慮して選択することが賢明です。
サービスの充実度で選ぶ
サービスの充実度も重要な選択基準です。基本サービス・付帯サービスをよく確認するようにしましょう。
基本サービス | ||
24時間対応の可否 | LINEでの相談対応 | 対応スピード |
付帯サービス | ||
転職支援 | 書類取得代行 | 各種アフターフォロー |
退職後の転職もサポートしてくれるサービスを選ぶ
転職支援付きのサービスを選ぶことで、退職から転職までをワンストップで対応できます。転職市場の最新情報の提供・専門家による転職アドバイス・履歴書・職務経歴書の作成支援など、総合的なサポートを受けることもできます。
中には求人紹介やキャリアプランニング、面接練習、条件交渉のサポートまで提供するサービスもあり、スムーズな転職活動を実現できます。
6.退職代行サービスに関するQ&A

退職代行サービスに関するよくある質問をまとめています。安心して退職代行サービスを利用できるように、ぜひ参考にしてみてください。
Q1.退職代行サービスって法的に大丈夫なの?
A1.退職代行サービスは法的に問題のないサービスです。そもそも労働者には退職の自由が憲法で保障されており、この権利に基づいて適切に運営されています。
多くのサービスは弁護士による監修を受けており、法令遵守の範囲内でサービスを提供しています。
ただし弁護士資格のない事業者による法的交渉は禁止されているなど、一定の制限があります。そのため、信頼できる事業者を選ぶことが重要です。
参考:厚生労働省 労働基準法
Q2.退職代行を使うと、必ず退職できる?
A1.基本的に、退職代行サービスを利用すれば確実に退職することができます。
これは労働者に退職の自由があり、会社に退職を拒否する権利がないためです。実際、多くのサービスが退職成功率100%を実現しています。
ただし、引き継ぎ期間が必要な場合・有給消化には会社との調整が必要な場合もあります。また、退職金の支払いには一定の時間がかかることもあります。
参考:厚生労働省 第8章退職金 厚生労働省 【リーフレットシリーズ労基法39条】有給休暇
Q3.後から高額な請求をされるのでは?
A1.優良な退職代行サービスでは、後から高額な請求をされることはありません。
ただし、これを防ぐためには、料金体系が明確なサービスを選び、追加料金の有無を事前に確認することが重要です。
また契約内容を書面で残すことや、実績のある事業者を選ぶことも、安全な利用のためのポイントとなります。
Q4.退職代行サービスを使っても退職金や離職票はもらえる?
A4.退職金や離職票は、退職代行サービスを利用しても通常通り受け取ることができます。
退職金については会社の規定に基づいて支払われ、離職票は法律で定められた書類のため、必ず発行されます。多くの退職代行サービスでは書類の受け取りまでサポートしてくれます。
重要書類の取得については、退職代行サービス利用時に具体的な方法を確認しておくことをおすすめします。特に弁護士による退職代行の場合は、退職金の交渉なども可能です。
7.退職代行サービスの口コミや情報を比較して自身に合ったものを選ぼう

退職代行サービスは、精神的な負担を軽減しながら円滑な退職を実現できる有効な手段です。サービスを選ぶ際は、自身の状況や予算、必要なサポート内容を考慮することが重要です。
多くのサービスが無料相談を受け付けているので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。適切なサービスを選択することで、新しい一歩を踏み出すためのサポートを得ることができるでしょう。