退職を考えているものの、パワハラや引き留めが心配で踏み出せない方へ。退職代行サービスは、あなたに代わって退職の意思を会社に伝え、必要な手続きまでサポートしてくれる心強い味方です。
本記事では、信頼できる退職代行サービスの選び方から、実際の利用の流れ、料金相場まで徹底解説します。
- 退職代行サービスの選び方と失敗しないための5つのポイント
- 各社の特徴や料金を比較した、信頼できる退職代行サービス10選
- 退職代行利用時の流れと準備すべき書類・情報の全て
1.退職代行サービスとは?初めての方へ基礎知識を解説
退職代行サービスとは、働く人に代わって会社への退職意思の伝達や必要な手続きを行うサービスです。近年、職場でのストレスやハラスメントの問題から、多くの方がこのサービスの利用を検討しています。
退職代行サービスの仕組みと合法性
サービスの種類と特徴
退職代行サービスは、運営主体によって提供できるサービスの範囲が大きく異なります。
弁護士事務所が運営するサービスは、退職交渉から法的トラブルまで、最も包括的なサポートを提供できるのが特徴です。未払い残業代の請求や、退職に伴う損害賠償請求への対応なども可能です。
一方、労働組合が運営するサービスは、団体交渉権を活かした強い交渉力が強みです。会社との退職条件の交渉や、有給休暇の消化交渉などが可能で、適正な価格帯で信頼性の高いサービスを提供しています。
民間企業が運営するサービスは、退職意思の伝達という基本的な手続きに特化しているため、最もリーズナブルなのが特徴です。ただし、交渉や法的対応は行えないため、シンプルな退職手続きを希望する場合に適しています。
選択の際は、自身の状況や必要なサポートの範囲を考慮することが重要です。
運営主体 | 特徴 | 主なサービス内容 | 交渉力 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
弁護士事務所 | 法的対応が可能 | ・退職交渉全般 ・法的トラブル対応 ・退職金交渉 ・パワハラ対応 | 最も強い | 高額 50,000〜100,000円 |
労働組合 | 団体交渉権あり | ・退職意思伝達 ・給与等の交渉 ・有給休暇交渉 ・労働条件交渉 | 強い | 組合加盟費がかかるため、やや高額25,000〜30,000円 |
民間企業 | 基本サービスのみ | ・退職意思伝達 ・基本的な手続き ・書類作成補助 | 限定的 | リーズナブル 30,000〜25,000円 |
価格帯の補足
- 弁護士事務所:複雑な案件や法的対応が必要な場合は追加料金発生の可能性あり
- 労働組合:オプションサービスにより若干の変動あり
- 民間企業:サービス内容や地域により大きく価格差あり
法的な位置付け
退職の意思表示自体は第三者に委任可能な行為であり、退職代行を利用すること自体には何ら法的問題はありません。また、民法第627条には、期間の定めのない雇用契約は2週間前の通知で終了できることが明記されています。
対応可能な範囲
金銭交渉については労働組合でも足りるものの、セクハラ・パワハラに関する訴訟や損害賠償請求など高度な法的交渉には弁護士の力が必要です。
そこで、民間の退職代行サービスのなかには、士業等との提携関係を持つサービスも存在します。
運営主体 | 退職意思伝達 | 各種交渉 | 法的対応 |
---|---|---|---|
弁護士 | ○ | ○ | ○ |
労働組合 | ○ | ○ | × |
民間企業 | ○ | × | × |
退職代行に関する誤解と事実
退職代行にまつわるよくある誤解を解消し、正しい理解を促すための情報を掲載します。
退職代行は違法なのでは?
事実:退職代行自体は合法的なサービスです。退職の自由は労働者の権利として法的に保護されています。
会社に訴えられるのでは?
事実:適切に実施すれば法的問題は発生しません。退職自体は労働者の正当な権利です。むしろ、会社が退職を不当に妨害することは違法となります。
ブラックリストに載るのでは?
事実:そのような法的根拠のあるリストは存在しません。そもそも個人情報保護法により、退職情報の不当な共有は禁止されています。転職活動時に退職代行を利用したことを伝える必要がないため、転職活動への影響もありません。
即日退職は絶対に無理
事実:状況により即日退職も可能です。パワハラなどやむを得ない事由がある場合は可能となります。また、有給休暇を活用した実質的な即日退職も選択肢にあると覚えておきましょう。
退職代行は、一言でいうと「退職手続きを代行してくれること」です。しかし、サービスの中身にはさまざま特徴があり、どのような種類があるのかを理解しておくことが、自分に合う退職代行を選ぶ秘訣です。私たち編集部が誰にでもわかりやすいようにまとめた「退職代行」の記事はこちらからご確認できます。
2.退職代行サービスおすすめ10選【最新】
安全に退職するために最適なおすすめの退職代行サービスを10選ご紹介します。
1位:退職代行セカステ|リーズナブルかつ対応を重視したい人にぴったり
特徴
- 24時間365日の相談対応体制
- 経験豊富なスタッフによる丁寧なサポート
- 退職後のキャリア相談にも対応
- 明朗な料金体系
料金プラン
基本プラン:21,800円(税込)
選ばれる理由
- 企業の元労務担当+行政書士が退職を全面バックアップ
- 24h365日相談が可能
- 無料相談と全額返金保証制度があるので安心
【1位:退職代行セカステの口コミ】
総合評価:★★★★★(5.0)
ポジティブな口コミ
「24時間体制の対応が心強かった」
「担当者の方の親身な対応に安心できた」
「キャリアカウンセリングまでしてもらえて助かった」
「精神的なケアも含めて手厚いサポートだった」
改善点の声
「料金が若干高め」
「初回の返信に少し時間がかかった」
サービス利用者の傾向
- 20-30代のビジネスパーソン
- メンタル面での悩みを抱える方
- 丁寧な対応を重視する方
まとめ
セカステは、対応の質とアフターフォローを評価する声が多く聞かれました。リーズナブルかつ親身な対応を期待する人におすすめです。
2位:退職代行Jobs|弁護士監修で安心の老舗サービス
特徴
- 顧問弁護士監修による安全な退職プロセス
- 全国対応可能な豊富な実績
- 有給休暇消化交渉にも対応
料金
基本料金:27,000円 支払方法が充実している
総合評価:★★★★★(4.8)
ポジティブな口コミ
「弁護士監修と労働組合の両方があり安心感が違った」
「後払いができて金銭的な負担が少なかった」
「有給休暇の申請まで無料でサポートしてもらえた」
「24時間対応で、深夜の相談にも親身に乗ってくれた」
「転職サポートまでついていて、次のステップに繋がった」
改善点の声
「労働組合費が別途必要なことを最初に気づかなかった」
「メールでの連絡が主体で、電話対応がもう少しほしかった」
サービス利用者の傾向
- 費用面での不安が強い方
- 法的な安心感を重視する方
- 即日対応を求める方
- 転職まで視野に入れている方
まとめ
Jobsには、料金対効果の高さを評価する声が目立っていました。労働組合に加盟する場合は費用が発生しますが、団体交渉ができるという強みを享受したい方には、加入がおすすめです。
3位:退職代行ガーディアン|即日対応と確実性が魅力
特徴
- 労働経済組合による運営
- 即日対応可能な体制
- 大手メディアでの掲載実績多数
料金
基本料金:24,800円
総合評価:★★★★★(4.7)
ポジティブな口コミ
「25年以上の労働組合実績があり、安心感があった」
「追加料金が一切なく、明朗会計だった」
「即日対応で、その日から出社不要になった」
「引き留めがあっても、組合が強く交渉してくれた」
「深夜や休日でも対応してもらえた」
改善点の声
「初回連絡時の対応にやや時間がかかった」
「サービス内容が多すぎて選びにくかった」
サービス利用者の傾向
- ブラック企業からの退職を考えている方
- 即日退職を希望する方
- 交渉力を重視する方
- 若手〜中堅社会人
まとめ
ガーディアンの口コミでは、迅速な対応への満足度が高いことが分かりました。ブラック企業からいますぐ離れたい…といった事情のある方におすすめのサービスだといえます。
4位:退職代行オイトマ|コスパ重視ならここ
サービスの特徴
- 格安でも品質は妥協なし
- 各種クレジットカード利用可能
- シンプルで分かりやすいサービス内容
料金
基本料金:24,000円
退職代行オイトマの口コミをまとめました:
総合評価:★★★★☆(4.5)
ポジティブな口コミ
「費用面の負担が少なかった」
「労働組合と連携していて、会社との交渉もしっかりしてくれた」
「即日対応で翌日から出社不要になった」
「創業者自身がブラック企業経験者で、気持ちに寄り添ってくれた」
「東京中央法務オフィスと提携しており、法的な安心感があった」
改善点の声
「LINEでの対応が中心で、電話対応がもう少しほしかった」
「後払い手数料が別途必要なのが分かりづらかった」
サービス利用者の傾向
- コスパを重視する方
- 即日退職希望の方
- パワハラ・過重労働に悩む方
- 20-30代の若手が中心
まとめ
オイトマは、コストパフォーマンスの良さを評価する声が多かったようです。返金保証もあるため、上手く退職できるか不安…という方にもおすすめです。
5位:退職代行EXIT
特徴:業界最安値、弁護士が監修、メディア出演多数
料金:20,000円
強み:手厚いアフターフォロー
6位:退職代行ニコイチ
特徴:電話代行専門の退職代行会社、即日退職可
料金:27,000円
強み:豊富な実績
7位:退職代行NEXT
特徴:初回相談無料
料金:20,000円
強み:柔軟な対応力
8位:退職代行わたしNEXT
特徴:女性専用の退職代行サービス
料金:29,800円
強み:きめ細やかなサポート
9位:退職代行みやび
特徴:弁護士事務所が運営、交渉に強い
料金:27,500円〜70,000円
強み:即日退社や金銭交渉もおまかせ
10位:退職代行あなたのジンセイ
特徴:業界最安値
料金:19,800円
強み:シンプルな退職代行サービス
各社比較表
順位 | サービス名 | 料金 | 運営主体・特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1 | セカステ | 21,800円 | ・行政書士+元労務担当による運営 ・24時間365日対応体制 ・キャリア相談付き ・手厚いメンタルケア | ★★★★★ (5.0) |
2 | Jobs | 27,000円 (+組合費2,000円) | ・弁護士監修+労働組合連携 ・後払い対応可能 ・全国対応の豊富な実績 ・転職サポート付き | ★★★★★ (4.8) |
3 | ガーディアン | 24,800円 | ・労働経済組合による運営 ・25年以上の実績 ・追加料金が一切なし ・交渉力の高さが特徴 | ★★★★★ (4.7) |
4 | オイトマ | 24,000円 | ・労働組合+法務事務所提携 ・最安値級の料金設定 ・創業者がブラック企業経験者 ・法務サポート充実 | ★★★★☆ (4.5) |
5 | EXIT | 20,000円 | ・弁護士監修サービス ・メディア掲載実績多数 ・手厚いアフターフォロー | – |
6 | ニコイチ | 27,000円 | ・電話代行専門の退職代行 ・即日退職に対応 ・豊富な実績あり | – |
7 | NEXT | 20,000円 | ・民間企業運営 ・初回相談無料 ・柔軟な対応が強み | – |
8 | わたしNEXT | 29,800円 | ・女性専用サービス ・女性目線のきめ細やかサポート ・安心感重視の対応 | – |
9 | みやび | 27,500円~ | ・弁護士事務所運営 ・交渉力が強み ・金銭交渉にも対応 | – |
10 | あなたのジンセイ | 19,800円 | ・民間企業運営 ・業界最安値 ・シンプルな退職手続き | – |
各社、料金には基本料金+追加料金がかかることがあるので注意が必要です。また、サービス内容や特徴もさまざまであることから、自分にあった退職代行サービスを選ぶことが重要です。
また、キャンペーン期間中にLINE登録をするなど、条件をクリアすると割引が受けられるサービスも存在します。条件が合いそうなサービスにまずは複数登録して、様子を見るのもおすすめです。
3.失敗しない退職代行の選び方5つのポイント
3-1.運営会社の信頼性を確認する
確認すべき要素をまとめました。
- 運営母体の法人格と事業実態
- 会社の実在性(住所、電話番号、代表者名の明記)
- 事業開始からの年数
- メディア掲載実績
- 顧問弁護士または提携弁護士の有無
当たり前のようですが、会社情報に注意しましょう。特に法人格の確認と弁護士との連携体制は、サービスの継続性と法的な安全性を確保する上で不可欠な要素だと言えます。
危険な信号となる特徴は以下のとおりです。
- 運営会社の情報が不透明
- 連絡手段がLINEやメールのみ
- 異常に安価な料金設定
- 過度な即日対応の強調
不信な点がないか契約前に確認することをお勧めします。
3-2.料金とサービス内容の透明性をチェック
基本的な確認事項
- 料金体系の明確な提示
- 追加料金が発生する条件の明示
- キャンセルポリシーの有無
- 支払い方法の選択肢
- 領収書発行の可否
これらの項目は契約時のトラブルを防ぐための重要なチェックポイントです。特に追加料金の有無とキャンセルポリシーを事前に詳しく確認することで、後々の予期せぬ出費を防ぐことができます。
透明性の判断基準
- 公式サイトでの料金明記
- オプションサービスの料金明示
- 支払い条件の明確な説明
- 返金保証制度の有無
料金に関する情報は、公式サイトで明確に表示されているべきです。料金が一律でない場合は、追加料金の発生条件が明記されているか注意しましょう。また、返金保証制度の存在は、サービスへの信頼性を高める重要な要素となっています。
3-3.対応範囲と限界を理解する
運営主体別の対応範囲を確認しましょう。
弁護士事務所の場合
- 退職交渉全般
- 労働条件の改善交渉
- 未払い残業代請求
- 法的トラブル対応
弁護士事務所は最も広範な対応が可能で、法的な問題にも対処できる強みがあります。特に複雑なケースや金銭的なトラブルがある場合は、弁護士事務所の利用を検討することをお勧めします。
労働組合の場合
- 団体交渉権による交渉
- 退職条件の交渉
- 有給休暇消化交渉
労働組合は法的な裏付けのある交渉力を持ち、特に労働条件に関する交渉で力を発揮します。団体交渉権を活用した確実な対応が期待できるため、会社との交渉が必要なケースに適しています。
民間企業の場合
- 退職意思の伝達のみ
- 基本的な手続きサポート
- 書類作成補助
民間企業は基本的な退職手続きに特化したサービスを提供します。シンプルな退職希望の場合は、コストパフォーマンスの良い選択肢となりますが、交渉が必要なケースには不向きな場合があります。
3-4.即日対応の可否を確認する
確認ポイント
- 24時間受付体制の有無
- 休日対応の可否
- 即日対応時の追加料金
- 即日退職後のサポート体制
即日対応に関する各種条件は、サービスによって大きく異なる重要な部分です。特に追加料金の有無や対応可能時間帯は、緊急時の判断に関わる重要な要素となるため、事前の確認が必須です。
注意事項
- 即日対応と即日退職は異なる
- 有給休暇の残数確認
- 会社都合での調整可能性
- 退職金への影響
「即日対応します」というのはその名の通り対応を行うのに対し、「即日退職」は出社なしに当日退職をするという強い意味を持ちます。この2つは別物なので注意しましょう。また、有給消化による「実質的な即日退職」が可能なケースもあるため確認が必要です。また、退職金や有給休暇など、金銭的な影響については慎重に検討しましょう。
3-5.利用者の口コミや評判を参考にする
チェックポイント
- 第三者レビューサイトでの評価
- SNSでの実際の利用者の声
- 具体的な対応事例の公開
- ネガティブな口コミへの対応姿勢
口コミ情報は実際のサービス品質を知る重要な手がかりとなります。特に第三者サイトでの評価や、具体的な対応事例は、サービスの実態を把握する上で貴重な情報源となっています。
良質な口コミの特徴
- 具体的な体験の記載
- 対応プロセスの明確な説明
- メリット・デメリットの両面の記載
- 時系列に沿った経過説明
信頼できる口コミは、具体的な体験に基づいた詳細な情報が含まれています。特にメリット・デメリット両方の記載がある口コミは、より信頼性の高い情報として参考にできます。
退職代行サービスは、退職検討者の最後の砦ともいえます。そのため、サービスの特徴や料金だけではなく、実際に利用した方の口コミも事前に見てから、どの退職代行サービスにするか決めるべきです。私たち編集部が2024年12月にリサーチした80個近い退職代行サービスの中から厳選した、「口コミの良い退職代行サービス18選」はこちらからご確認できます。
4.退職代行サービスの料金相場と内訳
基本料金の相場観
退職代行サービスの基本料金は、運営主体によって大きく異なります。
弁護士運営
料金帯:50,000円〜100,000円
特徴:法的保護が手厚い/交渉力が高い/複雑なケースにも対応可能
労働組合運営
料金帯:25,000円〜30,000円
特徴:団体交渉権を活用/交渉における強い立場/比較的リーズナブル
民間企業運営
料金帯:10,000円〜50,000円
特徴:退職意思伝達に特化/シンプルな手続き/コストパフォーマンスを重視
オプションサービスと追加料金
基本料金以外に発生する可能性のある追加費用
即日対応オプション
追加料金:5,000円〜15,000円
内容:24時間以内の対応/休日深夜対応/緊急案件対応
交渉オプション
追加料金:10,000円〜30,000円
内容:有給休暇消化交渉/退職金交渉/未払い残業代請求
書類作成サポート
追加料金:3,000円〜10,000円
内容:退職届の作成/各種申請書類の作成/条件付き退職合意書作成
支払い方法の種類
各サービスで利用可能な支払い方法
- 一括払い
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- コンビニ払い
- 電子マネー決済
- 分割払い
- クレジットカード分割
- 後払い(一部サービスのみ)
- ローン払い
- 給与日払い
支払に関しては、代行サービス各社の対応が分かれる部分です。後払いが可能なところがあったり、後払いの場合には手数料が必要というケースもあります。ご自分にとって最適な支払方法の選択ができるかどうか確認して、契約しましょう。
退職代行サービスの金額は、サービスによって大きく異なります。安ければいいと言い切れないのが、退職代行サービスです。金額の相場に対して、安すぎる退職代行サービスは、口コミが悪い傾向にあります。どのサービスにするか決める前に、退職代行サービスの金額相場ぐらいは知っておくべきです。私たち編集部が2024年12月にリサーチした80個近い退職代行サービスの中から割り出した、「退職代行の金額相場」はこちらからご確認できます。
5.退職代行サービス利用の流れを徹底解説
初回無料相談から契約まで
初回相談の流れ
- 公式サイトから問い合わせフォームを送信
- LINEやメール、電話での無料相談
- 状況や希望の退職時期を伝える
- サービス内容と料金の説明を受ける
初回相談時の準備事項
- 現在の職場環境
- 退職を考えている理由
- 希望する退職時期
- 有給休暇の残日数
- 会社の規模や業態
- ハラスメントの有無
プラン選択と契約
- 提案された複数プランの検討
- 料金の確認と支払い方法の選択
- 契約書の確認
- 必要書類の準備と提出
実際の退職交渉プロセス
退職代行会社の動き
- 会社への連絡開始(通常は電話・メール)
- 退職意思の明確な伝達
- 退職日程の提案と調整
- 必要に応じて条件交渉
利用者側の対応
- 電話やメールで状況報告を受ける
- 必要に応じて追加情報を提供
- 会社からの連絡があった場合の対処法を確認
- 退職条件についての意思決定
退職完了までのスケジュール例
Week 1:
Day 1: 初回相談・契約
Day 2-3: 会社への連絡開始
Day 4-5: 退職条件の調整
Day 6-7: 退職日の確定
Week 2:
必要書類の準備
会社備品の返却
有給休暇消化の調整
退職届の提出
Week 3-4:
退職金の清算
離職票の受け取り
社会保険の切り替え
退職手続きの完了
退職代行は、退職手続きを代行してくれるといっても、申し込みさえすれば、あとは何もやらなくていいわけではありません。「どのような流れで退職手続きが行われるのか」「自分は何をすればいいのか」を理解した上で、退職代行サービスを利用するようにしましょう。私たち編集部が誰にでもわかりやすいようにまとめた「退職代行の流れ」の記事はこちらからご確認できます。
6.退職代行サービス利用時の注意点
事前に準備すべき書類や情報
基本的な準備書類
- 本人確認書類(免許証やパスポート)
- 雇用契約書のコピー
- 直近の給与明細
- 会社の就業規則(持っている場合)
- 有給休暇の残日数が分かる資料
会社情報の整理
- 会社の正式名称と所在地
- 人事部門の連絡先
- 直属の上司の役職と氏名
- 在籍部署の詳細
- 雇用形態と勤続年数
退職金や有給休暇の取り扱い
退職金に関する確認事項
- 退職金規定の確認
- 支給条件と金額の計算方法
- 支給時期と支払い方法
- 税金の取り扱い
- 退職後の振込先口座情報
有給休暇の取り扱い
- 残日数の正確な把握
- 退職前の消化可能性
- 買い取り制度の有無
- 使用計画の立案
- 消化時の注意点
会社との今後の関係性への影響
退職後の配慮事項
- 機密情報の取り扱い
- 競業避止義務の確認
- SNSでの言及の注意
- 同僚との関係維持
- 引継ぎ資料の作成
トラブル防止のポイント
- 感情的な対応を避ける
- 会社備品の確実な返却
- 個人の私物と会社の物の区別
- データの適切な取り扱い
- 退職理由の整理
7.退職代行に関するよくある質問(FAQ)
退職代行は履歴書に書く必要がある?
退職代行サービスの利用を履歴書に記載する必要はありません。
履歴書への記載事項
- 会社名
- 在籍期間
- 職務内容
- 退職理由(一般的な表現で可)
「一身上の都合で退職」、「キャリアアップのため」など当たり障りのない退職理由を記載すれば足りるため、退職代行について伝える必要はありません。
また、個人情報保護の観点からみても、転職先に退職した企業からの情報がシェアされる心配はありません。
即日退職は本当に可能?
即日退職は状況により可能です。
可能なケースの一例
- パワハラなどの深刻な問題がある場合
- 有給休暇が残っている場合
- 会社が即日退職を認める場合
- 健康上の重大な理由がある場合
トータルでいくらかかる?
標準的な費用の内訳
基本料金:24,000円〜29,800円
オプション費用:
即日対応:+5,000円〜15,000円
法的対応:+20,000円〜
交渉サービス:+10,000円〜
アフターフォロー:+5,000円〜
退職代行後の転職活動への影響は?
退職代行の利用自体が転職活動に直接的な影響を与えることはありません。
転職活動のポイントー面接での退職理由の説明
- 建設的な理由を準備
- 前向きな表現を使用
- 具体的な将来展望を示す
前の職場や上司に関する不平不満、悪口などはたとえ真実であってもマイナスのイメージをもたらします。退職理由は、「キャリアアップのために新たな挑戦を目指している」、「次は海外事業部のある企業で働きたい」といった前向きかつ具体的な将来の展望を踏まえて話しましょう。
また、残業や休日出勤に関する不満を伝えたい場合も「ワークライフバランスを見直したかった」といった程度に留めておくことがおすすめです。
退職時の対応のコツ
- 感情的な対立を避ける
- 必要な引継ぎ資料は用意
- 前職との良好な関係を維持
最後まで感情的にならないことが大切です。また、後から恨まれないよう引き継ぎ資料などはきちんと用意することで会社に誠意を見せることで無用なトラブルを避けられます。
転職成功のための準備
- スキルの棚卸し
- 業界研究の実施
- 職務経歴書の作成
- 面接対策の実施
自分ができること、やりたいことをリストアップして次の転職に備えましょう。転職サービスのなかには面接対策をやってくれる先もあるため、必要に応じて利用しましょう。
特別な転職エージェント対策は特に不要
個人情報保護法により、前職が転職先に退職の理由や退職時の詳細を開示することは制限されています。
また、退職代行の利用はここ数年、かなり一般的になってきました。転職エージェントも退職代行の利用を理解しており、「あなたが退職代行を利用した」という情報を知っても、勝手に転職希望先に伝えることはありません。
8.退職代行を活用して安心して次のステップへ
退職代行サービスは、適切に選択・利用することで、精神的な負担を軽減しながら円滑な退職を実現できる有効な手段です。
退職代行サービス選びでは、運営会社の信頼性、料金の透明性、サポート体制を重視しましょう。自分にとって最適な退職代行サービスと出会えれば、あとは次のステップに進むための大切な決断を、専門家のサポートを受けながら安全に実現できます。